Column

2018.09.14

運用型広告におけるオペレーション業務効率化について




Marketing Lab Division
統括マネージャー
須賀 智和

トレーディングデスク局
Trading Division Corporate Operationチーム  リーダー
小林 愛

■はじめに
Web広告の中でも特に運用型広告では、お客様から発注をいただいた後、アカウント開設から掲載開始までに様々な設定及び作業が発生します。
また、配信開始後掲載している広告の効果を把握する為のレポーティング作業も発生し、これらの業務を総称として「オペレーション業務」と呼びます。

このオペレーション業務は、広告を配信する上で必ず必要になる業務ですが、入稿やレポーティングなど様々な作業があり、多くの工数がかかります。
実際にどのような流れで業務が進んでいくのかを以下に記載していきます。

■具体的な業務の流れ
お客様からご発注いただいた後、配信を開始するまでに基本的に以下のような業務が発生します。

(1)アカウント開設
(2)タグ発行(CV測定タグ&リターゲティング用タグ)
(3)広告主様によるタグ設置→タグ反応チェック
(4)セグメント(マークリスト)設定
(5)バナー入稿→媒体審査
(6)キャンペーン/広告グループ/ターゲティング/予算等設定
(7)配信開始

配信開始後は、日別、週別、月別に数値変動をチェックし、チューニングを行います。
運用チューニング・配信結果を振り返るため、週次や月次頻度でレポーティングを行い、その数値を元に次の運用方針設定やプランニング、設計を行います。
運用者が時間を使うべき業務は、運用チューニングやプランニングや設計等、現状からどのように運用していくかという施策を考える業務ですが、セグメント(マークリスト)作成や入稿、詳細な配信結果を確認するためのレポーティング等オペレーション業務には、とても時間がかかります。
そのため、弊社では上記オペレーション業務を運用者とは別のオペレーション担当者が業務を担当し、業務内容によってはBPOを活用することで、運用者が本来行うべき業務に時間を割くことができるよう分業化しています。

■レポーティングについて
レポーティングを行う際、数値変化とその要因に気付けるアウトプットであることが重要になります。

・配信メニューや媒体別の日別実績
・合算数値の日別実績
・週次推移
・月次推移
・キャンペーン別実績(広告グループ別実績)
・クリエイティブ別実績

弊社では、上記項目を網羅するため統一のレポートフォーマットを使用し、どのお客様に対しても、基本的にはこのフォーマットでレポーティングを行っています。

一方で、お客様のご要望に合わせたカスタマイズレポートも作成することもありますが、トレーディングデスクとしての本質は、お預かりしたご予算で最大の効果を出すという考えを常に持ち、あくまでもレポーティングは運用効果改善における一つの手段であり、レポーティングを目的としないことも意識しております。

■注目され始めているRPAについて
RPAとはロボティックプロセスオートメーションの略称で、パソコンのブラウザ上で行う業務を自動で行う仕組みとなります。

Web広告業界において、元々はオペレーションコストの効率化を考慮し、海外(主にアジア圏)や国内(地方)を中心にBPO対応していた業務が、昨今の人件費の高騰や日本国内の慢性的な人手不足によりカバーしきれなくなってきた背景があり、注目を浴びている仕組みです。

導入のメリットとして、
1.業務効率化に伴うリソース削減(≒販管費削減)
2.業務の正確性向上
3.業務時間外での対応
といった3点が挙げられます。

特に、3.業務時間外での対応については、パソコンを立ち上げて設定さえしておけば、24時間365日対応可能となりますので、休みなく深夜や休日も業務対応可能となります。(時間外対応を前提とするわけではありません)

■RPAでできること
Webブラウザ上で行う作業は、基本的に全て対応可能です。
日々パソコン上で行っている情報収集やデータ入力(コピー&ペーストなど)、エクセル上での計算、
集計、社内基幹システムなどで行っている納品書、請求書作成など、様々な業務を行うことができます。

弊社が身を置く広告業界ですと、広告配信後のレポート作成や特定キーワードのリスティング表示情報取得などのインターネット上での競合情報収集 、各広告媒体への入稿などの配信設定業務を行うことが可能となります。

また、24時間365日対応可能なので、定期的な実行タイミングを決めておけば、前日までのレポート作成を日付が変わった深夜の時間帯から取り組むことが可能となり、翌朝出社したタイミングで既にレポートが完成している状態です。

作業内容に関しても、基本的にはミスが発生せず、人的に対応していた際の一定数発生してしまっていたミスもほぼ発生しなくなっております。

弊社でも実際に導入進行中で、様々な業務や作業をRPAにて実行することにより、導入初期時点で210時間/月の業務が自動化される見込みとなっているため、大幅なリソース削減を想定しております。

■導入における課題
ツールによって異なりますが、簡易なものであればソフトウェアをインストールする専用のPCがあれば導入可能です。

一方で、実行させるシナリオ作成には一つ一つの業務の流れを確実に理解していないと作成できないため、作業を明確に理解している担当者がいないと実行できないものとなります。

また、実際のツールや業務内容にもよりますが「特定の管理画面からデータをダウンロードする」などの作業を設定する際に、ボタンの配置で細かく設定していくため、ディスプレイの大きさが異なってしまうとエラーが出てしまう、といったこともあり得ます。

ですので、導入し各業務設定完了後は必ずテストを行い問題なく稼働できているかの確認も重要となります。

■最後に
弊社のようなトレーディングデスク事業を行っている会社では、このようなオペレーション業務は日々発生しミス無く行うことが重要です。
そのために、業務フローを整えマニュアル化しダブルチェックを行い、ミスを最小限に抑えつつRPAのような新しい仕組みも取り入れ、効率化を図っております。

運用型広告のオペレーション業務フローの整備や、インターネット広告におけるRPA活用に関して、お困りのことがございましたらぜひお問い合わせくださいませ。




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